横根支群1〜10号墳
◆横根支群(横根西支群)
・八人山東斜面、大山沢川により形成された扇状地地域
・標高290m〜460m付近
・古墳総数107基
・標高290m〜350m付近の大山沢川両岸にもっとも古墳が密集
・墳丘径4.6m〜12m、5m〜7mのものが全体の70%をしめる。
・古墳総数107基のうち主体部が明確なものは68基
横穴式石室:50基、竪穴式石室:15基、箱式石棺:3基
・八人山南東斜面の39号墳は学術調査
横根支群1号墳
墳丘標高 |
427m |
墳形 |
円墳 |
墳丘 |
長径 |
10.1m |
短径 |
7.7m |
下方高さ |
2.75m |
主体部 |
石室構造 |
無袖型横穴式石室 |
石室長さ |
3.6m |
石室幅 |
2m |
石室高さ |
0.9m |
ブドウ畑の奥にあります。道からブドウ畑とブドウ畑の間をぬけた左側にあります。冬に入ったのですが、枯れ草に覆われてしまっていました。
横根・桜井積石塚古墳群調査報告書 甲府市教育委員会によりますと、「主体内部は、無袖型の横穴式石室で羨門門部はすでに失われている。羨道部の天井石は失われているが、玄室部分は原形を保つものと考えられる。規模は現状で長さ3.6mを計るが、玄室内部は礫が充満しそれ以上は計測不能である。幅は羨道部で1.1m、高さは同0.9mを計る。主軸方位をN-10゜-Eにとり斜面にほぼ並行する。石室の構築は比較的大型の石材を用い、3〜4段の小口に積んでいる。この古墳群中では、石室規模、石材ともに大きな造りである。」とあります。
上の報告書にあるように石室の保存状態はよいようです。
墳丘
枯れ草に覆われおり、墳丘縁が確認できませんでした。
主体部
天井石確認できます。側壁もはっきりとしています。
横根支群9号墳
全体
0〜40cmの石で20cm位が多い
墳丘の縁は1m位の自然石
全体
主体部
天井石は失われている。
横根支群10号墳
墳丘標高 |
338m |
墳形 |
円墳 |
墳丘 |
長径 |
9.4m |
短径 |
8.6m |
下方高さ |
2.0m |
主体部 |
石室構造 |
竪穴式 |
石室長さ |
2.22m |
石室幅 |
1.1m |
石室高さ |
1.1m |
全体