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カメラ片手に歴史散歩は、信玄公ゆかりの地と神社及び古墳を紹介しています。

概要

甲府五山の一つ
所在地 甲府市愛宕町208
創建
宗派
 長禅寺は臨済宗妙心寺派の寺院です。西郡甲西町鮎沢に夢窓疎石(むそうそせき)により創建されました。その後戦国時代になると、住職義秀玄白(ぎしゅうげんぱく)に深く帰依していた武田信玄により甲府に移されました。移転の時期は永禄年間(1558年〜1570年)または天文年間(1533年〜1555年)といわれています。大井夫人没後のことです。
 岐秀元伯という住職は信玄に儒学や禅法を教えました。そして出家時には信玄という法諱を授けた禅僧と言われています。それで、甲府に移転されたときの開基は大井夫人、岐秀は准開山と言われています。旧地には古長禅寺があります。
 天正10(1582)年の武田氏滅亡時には兵火にあいましたが、後の陽室和尚により再興がはかられました。
現在は山門、五重塔などが整備されています。
 大井夫人とは信玄の母で、信虎(信玄の父)の正室です。大井夫人の菩提寺は長禅寺ですので武田一族と深い関わりがあること、信玄が甲府五山の一つとしたことから武田氏関連の寺宝が多くあります。天文21(1552)年55歳で没しています。
大井夫人の墓と大井夫人の霊廟があります。

[寺宝]
・武田逍遥軒筆の絹本著色「武田信虎夫人像」 国重要文化財
・武田逍遥軒筆の紙本著色「渡唐天神像」 県指定文化財

武田逍遥軒とは信玄の弟にあたります。父は信虎、母は大井夫人です。画家として広く知られていた人物です。
武田逍遥軒作には以下のものがあります。
・「武田信虎像」 甲府市大泉寺蔵 国重要文化財
・「雪田和尚画像」 甲府市恵運院蔵 県指定文化財
・「穴山信友画像」 身延町南松院蔵
・「十王画像」 高野山成慶院蔵

山門

入り口側からです。車が通れる位広い門です。

仁王門

仁王門からは中に入ることはできないです。

本堂

五重塔

大井夫人霊廟

大井夫人は信玄の母です。
大井夫人は信玄の父信虎の正室です。

大井夫人の墓

長禅寺の北西の静かなたたずまいの中にあります。大井夫人の墓に行く入り口には「大井夫人参道入口」と記された石がたっています。参道の突き当たりが大井夫人の墓になります。
大井夫人は信玄の母であり、信玄の父信虎の正室になります。天文21(1552)年に没しています。

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